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大崎耕土
OSAKI KOUDO
大崎耕土と世界農業遺産について
大崎耕土とは
大崎地域は 「江合川」 「鳴瀬川」 の流域に広がる野谷地や湿地を利用し、水田農業地帯として発展してきました。
しかし、東北の太平洋側特有の冷たく湿った季節風 『やませ』 による冷害や、山間部の急勾配地帯から平野部の緩勾配地帯に変化する地形が原因でおこる洪水・渇水などの問題が人々を悩ませています。
厳しい自然環境下で食料と生計を維持するため、「水」 の調整に様々な知恵や工夫を重ね発展してきた大地が 『大崎耕土』 です。
世界農業遺産とは
世界的に重要で伝統的な農林水産業システムを、 国際連合食糧農業機関(FAO)が『世界農業遺産』として認定する制度です。
何世代にもわたって営まれてきた伝統的な農林水産業、そしてそれに伴い発展した文化や景観などを “ 生きた遺産 ” として次世代につないでいく取り組みを行っています。
大崎地域について
大崎地域は宮城県北部に位置する1市4町(大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町)のことを指します。
西部の山間地帯は奥羽山脈が連なり、自然豊かで観光業が盛んです。
紅葉で有名な 『鳴子峡』 、ラムサール条約登録湿地に指定された 『蕪栗沼(かぶくりぬま)』 は全国的にも有名です。
また、山岳地帯から広がる広大な山地では畜産や野菜の栽培、中央部・東部の平坦地では宮城の代表米でもある「ササニシキ」 や 「ひとめぼれ」 などの生産が行われています。
素晴らしい自然と農業の発展が大崎地域を豊かなものにしました。